基本情報

山名
読み 三角点 標高 位置
北緯
東経
 山越山 やまごしやま

433.0
41-23-21.4
141-01-23.0


下北半島の山中温泉、薬研温泉のさらに奥。県道284号線(アスナロライン)沿いの山だが、道路からは見えない。積雪期の朝比奈岳からは見えるかもしれないが、意識したことはない。山の中に埋もれた山だ。山名でも付いていない限り、登ろうとも思わなかっただろうかわいそうな山なのだ。


記録.1

2009/10/4  晴/一時雨  登山道:なし

山行者:単独

 

コースタイム:烏沢手前道路(7:40)~山越山(9:40)~烏沢手前道路(11:00)

 

備考:この山名を見て、上から読んでも「山越山」、下から読んでも「山越山」と真っ先に思いついてしまった。発想の貧弱さに、一人苦笑いだ。県道284号線薬研佐井線を奥薬研から約2.7km奥に入った所で駐車。地形図ではカモリ淵と書かれている付近に車を止め、山頂を直線的に目指す。道路から見えない尾根に向かってコンパスを合わせ直進。平らな湿地帯を少し歩くと急登となる。古い作業道を数本越えると傾斜は緩くなる。手前で雨が強くなり林へ戻り待機。最後の100mはヤブが濃く、30分かかった。うなじをダニに喰われた。ジガッときてすぐに取ろうとしたが、それでも抵抗鋭く、引っ張ってもなかなか取れない。潰すといけないので、力を入れずに力を入れる。ブッツンという感じで抜けてきた。


記録.2

                             漏斗沢林道からかすかに見えた。
                             漏斗沢林道からかすかに見えた。

2015/0712  晴  登山道:なし

山行者:単独

 

コースタイム:漏斗沢林道起点(0900)~漏斗沢林道終点(0920)~尾根(0945)~山越山(1025)~南尾根第1ピーク(1100)~第1-第2ピーク鞍部(1115)~滝ノ沢林道起点(1225)~滝ノ沢(1240/1320)~漏斗沢林道起点(1340)

 

備考:地形図を見ていて、このルートを登りたくなった。漏斗沢林道を詰めて西尾根まで上り、そこから山頂を目指すことにした。ただ、暑くなりそうなので帰りは稲荷沢からオリッバ沢経由で帰る計画だ。
地形図上の漏斗沢終点手前400mで道路が崩壊していてた。ココを超えると一気に藪道となった。しかし、終点まで行っても、ブル道は続き、何も考えずにひたすらこの道を詰める。あとで考えれば、右手にあった沢が左に変わった時点で位置確認すべきだったが、なんとなく歩いていたせいで、尾根に出てコンパスを合わせても方向が違う。何度確認しても、違う。実際の尾根の方向と、地図を合わせ現在位置を確認。だいぶ通り過ぎていた。っま、上へ行けば山頂なのは間違いない。ひどいヤブと暑さで消耗しながら、山頂へ。ここからさらにコンパスを振って、南第1ピークへ。これも結構なヤブだ。ここから次の鞍部へ下り、稲荷沢を目指した。源頭部に入ると、ヒバ林で下草も少なく、ここらで休憩。
タップリと水分補給をして、100mほど下ってからコンパスがないのに気付く。鞍部では方向確認で間違いなくあった。休憩場所に落としたのだ。今更戻っても見つかるはずもなく、そのまま下ることにする。三太郎林道に出て、コンパスがないことを理由に沢に降りずに、林道歩きとした。ところが沢音が聞こえるたびに、降りたい気持ちが募り、ついに降りてしまった。オリッバ沢は気持ちの良いナメでいて変化もあり、上々な沢だ。
三太郎川に出て、時間があったので、滝ノ沢を少し詰めてみた。同じく基本的にナメなのだが、今ひとつピンとこない。昼食を摂り少し遡行したが、薮沢っぽくなったので、あっさりと引き返した。
車に乗る前に体を調べ、ダニ1匹発見。山の中で捕まえたものは山の中に返すことにしているので、そのまま捨てて帰った。家に帰り、道具を片付けている最中に、背中がチクッ、触ってみるとダニだった。家で捕まえたものは、家人の迷惑になるので、殺すことにしている。ナンマイダ~